最恋 ~あなたを知って~

きっかけ

運動場についた私たちは荷物を汚れないところにおいて
近くの自販機に飲み物を買いに行く
今日は暑すぎて水筒の中身はもう無いに等しい
喉乾いた〜〜

運動場をみると既に着替え終わった部員がそれぞれウォーミングアップをしてる
軽く見渡すけど周也の姿は見えない
まだ着替えてんのかなあ遅いなあ

ていうかやっぱかっこいい人多い
噂は本当だったのかー、部活動紹介でちらっと見たことはあるけどあの頃はそんな噂もきいてなかったから全然気にしてなかった
1人目立ってかっこいい人がいるなって思ったくらい。それが奏多先輩。

...あ、あの人どっかでみたことある。
うーん、誰だろう
視線を感じたのかこっちを見る
あまりに急だったから思わず目をそらした
びっくりしたあ、、
と、思いながらももう1回見る(笑)
え?彼はこっちを見て笑い、頭をペコッと下げた
...私?周りを見渡すも私と來以外誰もいない
來は携帯しててずっと下を向いてるし...
「 わ た し ?」
口パクで伝えてみる。伝わるわけないか?
でも伝ったようで彼は両手をあげ頭の上で大きなまるを作って笑った

えっ私なんだ
慌てて私も慌ててペコッと頭を下げる
彼はまた笑って手を振り、友達と話し始めた


でもなんで知ってるんだろう?
周也がなにかいってんのかなあ
それ以外は考えれない
だって、來やいおみたいに可愛くて有名とかじゃないから(笑)
謎だなあ
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