プロポーズは突然に。
「…消せ」
「え?」
「今すぐに消せ」
彼のその言葉と共に私の服と下着は一気に剥ぎ取られ、まだ濡れてもいないそこに勢いよく挿入された。
「……~~~っっ!!」
突如襲われた激しい痛みに声すら出ない。
痛くて苦しくて…もう私の頭の中は真っ白だった。
「他の男に抱かれた記憶は全て消せ。俺の前で二度とそんなこと口にするな」
「………っぁあ…」
「分かったのか?」
「………ぅあっ…ん…」
「返事をっ、しろっ、」
腰を激しく打ち付けられると、返事をする代わりにコクコクと頷いた。
目には涙が溜まり、律動と共にそれが零れてはシーツを濡らしていく。
「泣くほど感じるか?」
「違…あ……んぁっ…!」
否定したかったけど、違わなかった。
彼が動く度にスムーズに受け入れられるようになっていて…
もう―――痛みは確実に快感へと変わっていた。