プロポーズは突然に。
「おまえが“キャッ”とか“恥ずかしい~”とか、そういう気持ち悪い反応する女じゃなくて良かった」
「…何それ嫌味?」
シャワーを浴びる彼が湯船に浸かる私に視線を落としながら口にした言葉にムッとした。
そんな可愛らしいこと言うつもりは更々ないけど…
でも、女性としてはきっとそれが模範解答な気がする。
「そういう捉え方すんなよ。俺は本音を言っただけなんだから」
「本音…」
……ますます彼のことがよく分からない。