プロポーズは突然に。





止まったシャワー音。

いつまでも視線を外すことができない私。

そしてゆっくりと重なった…視線。






「……………変態」





バスルームに響いたその声にハッとする。


形のいい唇から紡がれたとんでもない言葉に焦り、慌てて、顔中が熱くなったのを感じていた。




「そんな赤い顔できるんだな」

「…っ…出るっ…!」

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