プロポーズは突然に。





逆上せたようにクラクラする頭。


湯気が立ち上るバスルーム内。


ポタリと彼の髪から頬を伝わり湯船に落ちた水滴。


その全てが扇情的で…私を狂わせる。





彼に与えてもらった温もり。


体中に刻まれたあの快感。


それを、もっと、もっと、って求めて止まないんだ。







「―――キス、して」






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