プロポーズは突然に。





「女手ひとつで桃華を育てたんだもんね。親孝行できたじゃん」

「うん。お母さん、煩いくらいに私の心配してたからこれで少しは落ち着くかな」

「桃華が可愛くて仕方ないんだよ。親の愛は偉大だからね」





少しの真実と、見栄と戯言と虚言をごちゃ混ぜにして並べて。


SNSと似ているようで違うのは…


私にはそれを共有し合う人がいない、ということ。それだけ。
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