プロポーズは突然に。




私に覆い被さった彼に見下ろされると、相変わらず心臓がドクドク音を立てて、



「…可愛い」

「…っ、」



そんな言葉に胸が高鳴ったりもして。

薄明かりで良かった、と思った。

だって、顔に熱が集まってるのが自分でも分かるから。




「…もっと舌出せ」

「ふっ…ん…」




それから、優しくない彼のキスに頭が痺れたり、




「…あっ、イッ…」





彼の愛撫に翻弄され続けて───




「もっと…もっと…!」

「…っ、何回だってしてやるから…」





ずっと繋がっていたくて、離れたくなくて。

お互いがお互いに溺れて、求め合い…そして抱き潰された。




< 214 / 370 >

この作品をシェア

pagetop