プロポーズは突然に。
そういえば、昔少しだけイタリア語の勉強をしたことがある。
rosso(ロッソ)は日本語で『赤』
そしてpiuma(ピウマ)は…『羽』
ロッソ・ピウマ………────赤羽………?
「お待たせ致しました。ロッソ・ピウマ代表の赤羽です」
…嫌な予感は的中するものだ。
昨日と同じように、とてつもないオーラを滲ませながら部屋に入ってきた人物に再び身震いがした。
彼との早すぎる再会は果たして偶然なのか必然なのか…
この時の私には分かるはずもなかった。