十人の住人
22歳 1月17日②
「本当に私なんかでいいの?」
それが私のいいかけた言葉だった。
彼が倒れて、色々な機関の電話対応をして、素直に生まれた思いだった。
私と良樹の12歳という年の差を考えると、普通に心配になると私が考えていたからだった。
こんな幼くていいのか、こんな青くていいのか、それが不安になり、恐怖になっていった。
「そんなこと考えてたの?バカだね桃ちゃんは。おれは桃ちゃんだから好きなんだよ?付き合いたいと思ったんだよ?だから桃ちゃんは桃ちゃんのままでいて。ね?」
私は泣いた。
今度は嬉しくて泣いた。
「本当に私なんかでいいの?」
それが私のいいかけた言葉だった。
彼が倒れて、色々な機関の電話対応をして、素直に生まれた思いだった。
私と良樹の12歳という年の差を考えると、普通に心配になると私が考えていたからだった。
こんな幼くていいのか、こんな青くていいのか、それが不安になり、恐怖になっていった。
「そんなこと考えてたの?バカだね桃ちゃんは。おれは桃ちゃんだから好きなんだよ?付き合いたいと思ったんだよ?だから桃ちゃんは桃ちゃんのままでいて。ね?」
私は泣いた。
今度は嬉しくて泣いた。