生徒だけど寮母やります!3
「何があったのかしらねぇけど、なんでそんな他言無用な話を俺の前でしてんだよ......」
最悪だ......
そう言わんばかりに頭を抱えうなだれているのは、本当に何があったかを何も知らない相生だ
景は下を俯くその顔を覗き込んで声をかけた
「ていうことで相生君さ、今聞いた話は全部ここだけの秘密ということでお願いね」
「まず聞かせてんじゃねぇよ......なんだよ裏妖術結社って」
言葉の響きからして面倒事に巻き込まれかねない雰囲気を察知する、妖術科の生徒である相生
チャラさマックス、尖った見た目に反してその顔は蒼白である
「誰そのヤンキー!」
いきなり立ち上がって指差すマナに
一同は目を点にする
「「いまさら?」」
景は嬉しそうに「相生君ですよ」と両手のひらを向け紹介した
「あー、謹慎の?」
「はい。相生君なら今の話は聞かれても大丈夫です」
「そう......なの?」
咲夜もにこりと笑って
「斎藤ちゃんもよろしくね。うちの謹慎プリンセスだよ」
とその肩を抱いた