ダブル~私が選ぶのはどっち~
6
私はオフィスの時計が10時半になったのを見届けた。
「だめだ…。もう今日は切り上げよう。」
いつの間にか私一人になっている。
私はデスクで伸びをした。
「もう少し効率よく仕事をしていたら、何とか予定通りに終わっていたのにな。」
明日の予定を考えると、滅入ってくる。
とにかく外へ出る事が多いと、肝心の書類等の事務がはかどらない。
「今日の見積りも早く届けたいしな。」
私は矢田君が仕上げた見積りと、そのレポートを見る。
先程チラッとレポートを流して見たが、その中身はほぼ私の納得のいくものだった。
もちろん新入社員だから、まだまだ甘い点は多く見受けられるけれど。
やっぱり出来る男だな、矢田君は。
私はふっと慎のデスクを見る。
「だめだ…。もう今日は切り上げよう。」
いつの間にか私一人になっている。
私はデスクで伸びをした。
「もう少し効率よく仕事をしていたら、何とか予定通りに終わっていたのにな。」
明日の予定を考えると、滅入ってくる。
とにかく外へ出る事が多いと、肝心の書類等の事務がはかどらない。
「今日の見積りも早く届けたいしな。」
私は矢田君が仕上げた見積りと、そのレポートを見る。
先程チラッとレポートを流して見たが、その中身はほぼ私の納得のいくものだった。
もちろん新入社員だから、まだまだ甘い点は多く見受けられるけれど。
やっぱり出来る男だな、矢田君は。
私はふっと慎のデスクを見る。