心理学で、落としてみせる
ドキドキドキドキして仕方がなかった

「あ、ごめん。怖かったかな?」

「いえ、全然」

「ははっそう?」

先生の笑顔を見ていると、私も自然と笑顔になる

「少し、話そうか」

そう言って、先生は私の手を握る

「…………あ」

「あ、嫌だった?」

「いえ!」

先生は、またクスッと笑った

「好きな人と話したりする時、真正面より横の方がいいんだ。敵対意識を持たれてしまうからね」

「あれ、それこの前聞いたな」

「そうだっけ?ま、いいよ。あと、もう1つ」

「?」

「人には、パーソナルスペースってのがあるんだ。パーソナルスペースとは、んー、人の周りにある空間、かな」

先生は、私の耳を触る

「パーソナルスペースを小さくしていくと、いい方向へ向くだろうね」

「私も、やってみていいですか」

「?いいよ」

「先生は、私のこと、好きですか?」

「え……」

私は少しずつ、先生を押し倒していく

「好きですかって聞いるんですけど」

「っ……うん、好きだよ」

「それは、先生としてですか?」

「………いや…」

「なら……」

恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい!

でも、いいから



先生、落ちて
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