しょーとしょーと
副島は首を横に振った。
「今は仮設立みたいな状態です。わたしが立ち上げたんですけど、部員は三人必要で、
あと一人探さないと正式な同好会にはできないんです」
「おい、部員の数に俺もいれるな」
まだ入部するとは言ってないのに、すでにメンバーとして数えてやがる。
「あ、すみません。でも、入りたい部活ないから野球部辞めてからどこにも入部してないんでしょ? なら、うちでもいいと思うのです!」
「と言ってもなあ。俺は柴犬なんてそんなに知らないし」
「大丈夫です。わが家に来てください!」
「は?」
四回目。