season
「外では会えないからさ。だから、いつでもうちに来て。ただ、ナツにも変装してもらわないといけないけど。」




「これ…春馬くんの部屋の合鍵…?」




「そ。これからは、うちで俺の帰り、待ってて。」





何だかそれ、新婚さんみたい。




涙が溢れそうになる。




「…あ、ありがと………」





ジーンとしてる私に、春馬くんは優しく笑う。





「んじゃ、早速…その鍵、使ってくれる?」




「…うん!」




春馬くんは、いつだって私の不安を取り除いてくれる。




外で、会えなくたっていい。




デートなんて、できなくていい。







ただ、春馬くんの傍に…いたい。



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