season
お母さんに連絡して、お許しをもらえた私。




「やったあ!春馬くんっ、遅くなってもいいって!」




嬉しさ全開で報告すると、春馬くんがニヤリと笑った。




「ナツ〜。俺といられるの、そんなに嬉しい?」



そう言って、私の顎を親指と人さし指で持ち上げる春馬くん。




「う……れしい…よ……」




すでにものすごく顔が近い状態で顎を持ち上げられてるものだから、言葉もうまく話せない。




そんな私に、トドメの一撃。





「………今日は手加減しないよ」




その言葉が発せられるや否や、激しいキスの嵐。




「………んっっ…!!」




何度もキスを繰り返していくうちに、いつの間にか、春馬くんの舌と私の舌が絡まっていた。




そしてキスから解放され、肩を上下させながら必死に息を吸っていたら…





「やっ……あっ…!」




春馬くんの舌が、私の首筋に沿って鎖骨まで這ってきた。





もう立っていられそうになくてフラつくと、春馬くんの腕が腰に回され、グッと支えてくれる。




頭がぼーっとして、思考回路が停止しそう。





そんな私に、春馬くんは目の覚める一言を放った。










「………このままベッド、行く?」




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