season

「えっ…と……次は…」




そんなこと、恥ずかしくて言えないよ。




だけど、ちょっぴりＳっぽくなった春馬くんが、逃がしてくれるわけでもなく。




「…次は？ナツはもう……知ってるでしょ？」




そう耳元で囁き、首筋にキスを落とす。





こういう時、どう甘えたらいいんだろう。



どうしたら、男の人は喜んでくれる？




今まで誰とも付き合ったことのない私には、わからないことだらけで。



春馬くんに喜んでほしいけれど、何をすればいいのかわからない。




そんなことを考えてたからかな。




また心臓がチクンとした。




「……ハルに抱きしめてほしい。」



「了解。」




春馬くんの情熱的なキスを浴びながら、私は心臓が痛む理由がわかっていた。





春馬くんは、今までどんな人と付き合ってきたんだろう。




私…




春馬くんの昔の彼女達に、嫉妬してるんだ。