人工知能な女の子

話題

意気込んで1日がスタートしたが、語る必要もないほど平凡な日中を過ごした。

何となく午前の授業を受け、何となく昼休みを過ごし、何となく午後の授業を受け、放課後を迎えた。


いつもと違ったことといったら授業を寝なかった事くらいだろう。

あくまで個人的考えだが、楽しみが放課後に控えていると少しだけ眠くなりにくい気がする。

早速センカを昇降口で待つことにした。
待っている間何を話そうか考えていた。幸せなことに、ここ最近毎日彼女と話せているのだが、話のネタが底をつき始めていた。


向こうから話を切り出してくれる事はまずないし、ネタが尽きてまた話す前の関係に戻ってしまうことが怖かった。

そんな中僕はふと、ある事を思い出した。以前彼女を遊びに誘おうとしていた事だ。反省会を行ってしまったせいで水に流れてしまったが、一度彼女と遊びに行ってみたかった。

「よし、頑張ろう。」せっかく一緒に帰るんだ、誘ってみようと意気込んだ。







「何を頑張るんですか?」
靴を持ったセンカが不思議そうな顔をしてこちらをみていた。
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