Sweet moments ~甘いひと時~
でも彼は、恋をしてもいい相手ではない。
だから伝えてはいけない。
この想いはバレてはいけないのだ。
顔に出ないように、態度に出ないように必死に振る舞った。
そして私がCLUB natureの〝蘭〟だと、、あの日一夜も共にした女性だと絶対に気づかれてはいけない。
もしバレてしまえば、ここSweet momentsに来てくれなくなってしまうかもしれないから。
この想いに蓋をして接すれば、毎日会える。
そう思って過ごしていた。
そんなある日、CLUB natureで休憩を取っているとボーイに呼ばれた。