Sweet moments ~甘いひと時~
「桜ちゃん!蘭ちゃんにドレス選んであげてくれないかな?間宮社長もいらっしゃってるし、あんまりお待たせさせるのも、、、ね?」
困ったように苦笑いを浮かべるオーナー。
確かに間宮社長は店側としてはかなりの上客。
そんな間宮社長を待たせる訳にはいかない。
ましてや指名を拒否するなんて出来る訳ない。
それに今日は、よりよって彼も一緒。
ずっと会いたかった彼が来てくれた。
これはもう、逃げる訳にはいかない。
「、、、、桜さん、お願いします。どれも似合わないとは思いますが、選んで、、、もらえませんか?」
「勿論、任せてよっ!!」
「じゃあ、早めに宜しくね〜〜!」
オーナーはホッとした顔をしてホールへと走り去って行った。