Sweet moments ~甘いひと時~
夢の終わり
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あの祝賀会の次の日から、彼の行動力には驚かされた。
夕方にはケーキが完売し、片付けをして外に出ると見覚えのある一台の高級車。
勿論出てきたのは彼で、有無言わず車に乗せられ着いたのは教えた覚えのない自分のアパート。
それから必要最低限の物だけ、荷造りさせられそのままアパートを解約され彼の部屋へ。
夜の仕事の出勤時間になり準備をして出て行こうとすると何故か彼も立ち上がり部屋を一緒に出た。
そしてまたもや彼の車に乗せられ、同伴という形で一緒に出勤した。
ドレスに着替えて、指名を受けた席に向かうとそこは彼のいる席で手を握られ他の席に移動することすら許されない状況だ。
これには流石のオーナーも怒ると思っていたが、終始笑顔で注意を受けることは無かった。