Sweet moments ~甘いひと時~
「それ超良いねっ!!!!絶対喜んでくれるよね〜〜!!、、、もしかしたら『ありがとうございます』っなんて笑顔で言われたらどうするー?!?!」
「きゃーっ!それ最高っ!!!!」
盛り上がる美女2人を他所に、気持ちがどんどん冷えていくのを感じた。
やっぱりそうだよね。
住む世界が違う人。
雲の上のような存在。
自分とはかけ離れた、、正反対の人だと分かっていたのにジリジリと胸が焦げるような痛みを感じて思わず下を向く。
彼は只の常連さんで、ただの店員と客。
それだけなのにどうしてこんな気持ちになるのか分からなかった。