Sweet moments ~甘いひと時~


勿論月曜日から、常連の彼もいつものように訪れる。

同じように苺のショートケーキとコーヒーを飲んで帰っていく。

いつもと同じセリフ。

いつも同じ表情。




日が経つにつれ、あの日の優しい表情は幻だったような気がしてどんな表情だったか思い出せなくなっていた。

そんな日が続いたある水曜日だった。




間宮社長が〝彼〟を連れて入店したのは。












< 61 / 375 >

この作品をシェア

pagetop