Sweet moments ~甘いひと時~
「ほらっ、、それだけの美女に囲まれて置きながら顔色1つ変えないじゃろう?」
間宮社長が彼に視線を向けたのにつられて、彼に視線を向けた。
間宮社長の言う通り、あれだけ可愛くアプローチを受けながらも無表情。
なにも感情を感じていないような表情。
「社内での嫁探しは、色々と仕事に支障が出てしまうじゃろうし、何処かの令嬢との政略結婚だとしがらみに囚われて思うように動けなくなるじゃろう。、、もういっそのことここで好みの子を嫁に貰ったらどうじゃ?大切なものができると君はもっと魅力的な男になるとワシは踏んどるがなぁ〜〜。」
間宮社長も少し酔っているのか、あろうことに何処かの大企業の若きトップの嫁をこの夜の店から選ばせようとするなんて。
冗談にしては、キツイ。
もう既に本気に捉えてしまった蝶達は、ギラギラと目を輝かせて、彼にアプローチをかける。