バイバイ☆ダーリン 恋心編  番外編完結しました
店の開店までの詳細は、両親や兄に任せて、理人は現地の大学に通う学生を店のバイトをしないかと勧誘して、女性4人と男性3人の日本人留学生をアルバイトとして雇い入れた。

その中に、理人と同じ大学の学生が4人いて、自然とその4人と会話が弾む。

その内の1人の女子学生は、今年アメリカに来たばかりで、あまり社交的と言う感じもなくて、よく留学に踏み切ったなと理人が思う程の内気な女の子だ。

彼女は東海地方の工業地帯のある街の出身で、小学校高学年から中学校卒業までここアメリカで家族と過ごしたそうだ。

初めは英語も片言で、性格的なこともありあまり現地の子供と遊ばずに、同じ日本人赴任者の家族の子供と遊んでいた。

けれども半年経った頃、突如として相手の言わんとしていることが理解出来るようになり、また少し経って、自分も英語で会話していたと言うのだ。

日本にいる頃から少し内向的で友達が少なくて、こちらに来てからも言葉の問題もあり苦労したらしい彼女だが、その後は、可愛らしい容姿と素直で大人しい性格がこちらの友達にも受け容れられて、大学は是非にもアメリカにと、親を説得したらしい。

見た目と違い、とても意志の強い彼女とは話をしていても結構癒されている気がすると、理人は感じている。

もしかしたらもしかして、理人にも何か起こるかも知れないのかな…。
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