バイバイ☆ダーリン 恋心編 番外編完結しました

優花は変わった。高校時代までが何だったのか､と思うくらいに激変したのだ。

化粧をしてヘアースタイルを流行りの髪型にした｡

背中の真ん中あたりまであるミルクティーブラウンの優しい髪の色で、毛先部分をカールしたバッチリの美人だ…見た目だけは。

大学入学後には、告白されない日がない程で、どの御曹司が良いのかと考えあぐねていたそんな時のことだった。

｢君、凄く綺麗だね。俺と付き合わない？｣

何とあのイケメンで有名な3年生で､実家は一流料亭の金持ちの次男坊だ。

優花はそれまで何人かのそこそこのボンボンに言い寄られてきたが､待ちに待った極上の男で、そんな彼はこれまでに何十人もの女性達と浮き名を流してきたようだ。

けれども、優花はそんなことを気にする女ではない。

今現在、彼女を溺愛中で、とても大切にしてくれているお金持ちの彼氏｡

靴やバッグ、洋服やアクセサリーなど、これでもかと言う程買ってくれる。

見た目も最高で、これ以上ない極上の男なのだ。

優花は理人を絶対離すまいと、必死だった。