バイバイ☆ダーリン 恋心編 番外編完結しました
─♢新しい友達♢─
入学してからの花音は、大人しい性格もあってか、なかなか自分から友達を作りに行けずにいたが、そこへいつもクラスの中心にいて、男女ともに人気のある国府宮昴(コウノミヤスバル)が声を掛けて来た。
『嵯峨野さんって、嵯峨野商事のご令嬢だよね?』
『え…?』
訝しげに昴を見る。
『ああ、ごめんな、急に声掛けて』
ううんと首を振り、昴の話を聞く。
すると彼は少し声を抑えて話し出した。
『実は、ウチの親父が君んとこの会社の経営企画室の次長なんだよ。それで、親父の話で、会社の御曹司とご令嬢がウチの大学にいるって騒いでいて、それが嵯峨野さん兄妹だったってわけ』
ああそうだったのと、急に昴に親近感が湧いて来て、ニッコリ笑うと、彼は顔を赤らめて俯き、あの…と言葉を続ける。
『あっそうだった。嵯峨野さんってバスケ部マネージャーでしょう?』
うん、と短く返事をすると、昴が突然花音の両手を取って、バスケ部に入部したいのだけれど、どうしたら良いのかと、花音に尋ねた。
『嵯峨野さんって、嵯峨野商事のご令嬢だよね?』
『え…?』
訝しげに昴を見る。
『ああ、ごめんな、急に声掛けて』
ううんと首を振り、昴の話を聞く。
すると彼は少し声を抑えて話し出した。
『実は、ウチの親父が君んとこの会社の経営企画室の次長なんだよ。それで、親父の話で、会社の御曹司とご令嬢がウチの大学にいるって騒いでいて、それが嵯峨野さん兄妹だったってわけ』
ああそうだったのと、急に昴に親近感が湧いて来て、ニッコリ笑うと、彼は顔を赤らめて俯き、あの…と言葉を続ける。
『あっそうだった。嵯峨野さんってバスケ部マネージャーでしょう?』
うん、と短く返事をすると、昴が突然花音の両手を取って、バスケ部に入部したいのだけれど、どうしたら良いのかと、花音に尋ねた。