バイバイ☆ダーリン 恋心編 番外編完結しました
今日は部活が休みの日なので、花音は少しお洒落をして大学に行こうとしていた。
何を履いて行こうと靴を選んでいると、悠輝が花音を見送ろうとやって来た。
悠輝は花音の恰好を見て、オイオイ、そんなにお洒落してどうしたんだと、訝しげに聞いてきた。
「今日は3限で終わりだから、皆でパンケーキを食べに行くの」
妹に変な虫がつくといけないと、悠輝は俺も行くと言うが、即座に断られる。
「ダメダメ!部活の同期も一緒だから、お兄ちゃんがいると萎縮しちゃうでしょう?」
エエッと驚く悠輝は、どうして萎縮などする必要があるんだと聞くが、全くその訳が理解出来ていないようだ。
「皆はお兄ちゃんみたいに、図々しくないのよ」
何だって~と悠輝が食ってかかるが、その時にはもう花音は玄関を出た後だった。
《お兄ちゃんたら、先輩にだってお構いなしだもの…あんなことが出来るのは、お兄ちゃんくらいだわね…フフフ》
悠輝は誰に対しても態度が変わらないのが、さすがは嵯峨野商事の御曹司だ。
だからと言って、横柄な態度ではなくいつでも理路整然としていて、皆が一目置く存在であるのだ。
花音が出掛けた後、あれ?待てよと、悠輝は考えて、こら~花音と叫んで言った。
「俺が図々しいって、何だよ!あっ、部活の同期って、おいダメだ…」
もう行ってしまったのだ、花音は。
何を履いて行こうと靴を選んでいると、悠輝が花音を見送ろうとやって来た。
悠輝は花音の恰好を見て、オイオイ、そんなにお洒落してどうしたんだと、訝しげに聞いてきた。
「今日は3限で終わりだから、皆でパンケーキを食べに行くの」
妹に変な虫がつくといけないと、悠輝は俺も行くと言うが、即座に断られる。
「ダメダメ!部活の同期も一緒だから、お兄ちゃんがいると萎縮しちゃうでしょう?」
エエッと驚く悠輝は、どうして萎縮などする必要があるんだと聞くが、全くその訳が理解出来ていないようだ。
「皆はお兄ちゃんみたいに、図々しくないのよ」
何だって~と悠輝が食ってかかるが、その時にはもう花音は玄関を出た後だった。
《お兄ちゃんたら、先輩にだってお構いなしだもの…あんなことが出来るのは、お兄ちゃんくらいだわね…フフフ》
悠輝は誰に対しても態度が変わらないのが、さすがは嵯峨野商事の御曹司だ。
だからと言って、横柄な態度ではなくいつでも理路整然としていて、皆が一目置く存在であるのだ。
花音が出掛けた後、あれ?待てよと、悠輝は考えて、こら~花音と叫んで言った。
「俺が図々しいって、何だよ!あっ、部活の同期って、おいダメだ…」
もう行ってしまったのだ、花音は。