バイバイ☆ダーリン 恋心編  番外編完結しました
「いらっしゃいませ。皆で来てくれたのね。ありがとう」

と素敵笑顔にやられている男子達。

「凄く混んでるお店ですね。バイトですか?」

そう花音が尋ねると、紫音が照れたように言った。

「まあそうね。ここ、私の父の店なのよね。人手が足りなくて、娘の私が手伝っているの」

嬉しそうに話す紫音はハッとして、ごめんなさいね、オーダー取らないとと言って、テキパキと仕事をする。

結局皆パンケーキセットで、それぞれ希望のドリンクを伝えるが、こちらの店は紅茶にも力を入れているそうで、花音達女子はお勧めの紅茶を頼んだ。

男子達はカフェモカ2人とコーラが1人で、そのコーラ注文の澤木に子供かよ…なんて昴が言っている。

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パンケーキが来るまでに15分程を要したが、昴と澤木の楽しい会話であっと言う間に過ぎた時間。

お待たせしました!とやって来た2人組に目をやると、紫音ととっても素敵なおじ様で、何となく似ている気がする。

「父なの。皆に挨拶するって聞かなくて…」

と、ハアッとため息を吐く素振りだが、でもとても幸せそうな笑顔で、親バカなのと言った。

「いつもウチの紫音がお世話になって…君達は1年生かい?」

ハイと昴が言うと、誰かバイトしないかと、紫音の父親が勧誘してきたが、週一でもいいと、本当に人手が足りないんだなと思っていた花音に、昴が誘い掛ける。

「週一なら俺達も出来るじゃん!ねえ嵯峨野さんやらない?」



※私が他に書いております「ふたりなら…」の紫音と、その父親の一也が今回特別出演しています。
突然の思いつきで、作品のコラボ?リンク?をしてみました。何だか楽しい!けれど万一話の整合性が取れていない場合、見つけ次第、訂正致します<(_ _)>
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