一円玉の恋
そうか、もしかして山神さんの女性好きは、お義父さんの血を受け継いでいるのかも、と納得した。
確かにお義父さんもかなりのイケメンさんだもんね。と思う。
それを見て、山神さんが、
「翠、親父の女好きと俺を一緒にしないでよ。俺はちゃんと清算して翠一筋なんだからね!」
と、言って来た。へぇ〜思ってた事分かるんだ。
だが、お義父さんも「俺もゆり子一筋だぁー。こんなに愛しているのに、ずっと片思いだー。」と変な訴えをしている。
そして、お義母さんに「うるさい!」と一喝されてシュンとなってしまった。
なんか面白いセレブリティー家族だ。
そこにまた唐突に山神さんが、
「俺、翠が何考えてるか、大体分かるよ。それだけ、君を思ってるってことだからね。」
と、付け足してくる。
それを聞いた、お義母さんに、「アンタ重過ぎ!怖っ!翠ちゃん、やっぱこの息子はおススメしないわよ。」と言われる始末だ。
山神さんは、「うるさい!翠は俺のだ!誰にも触らせない!」と抱きついてくる。
確かにウザいかも…。本当に…暑くるしいもう春なのに…。と思ってしまったが、もう遅い。
とりあえず、両家の親に挨拶が無事終わったので、これで山神さんは暫くは大人しくしてくれるだろうと、一先ず安心して新社会人に臨める事が出来ると安堵した。
途中、私の会社の男性同僚を威嚇する事も多々あったが、なんとか社会人三年目を迎える事が出来た。
そんな、ある日。
確かにお義父さんもかなりのイケメンさんだもんね。と思う。
それを見て、山神さんが、
「翠、親父の女好きと俺を一緒にしないでよ。俺はちゃんと清算して翠一筋なんだからね!」
と、言って来た。へぇ〜思ってた事分かるんだ。
だが、お義父さんも「俺もゆり子一筋だぁー。こんなに愛しているのに、ずっと片思いだー。」と変な訴えをしている。
そして、お義母さんに「うるさい!」と一喝されてシュンとなってしまった。
なんか面白いセレブリティー家族だ。
そこにまた唐突に山神さんが、
「俺、翠が何考えてるか、大体分かるよ。それだけ、君を思ってるってことだからね。」
と、付け足してくる。
それを聞いた、お義母さんに、「アンタ重過ぎ!怖っ!翠ちゃん、やっぱこの息子はおススメしないわよ。」と言われる始末だ。
山神さんは、「うるさい!翠は俺のだ!誰にも触らせない!」と抱きついてくる。
確かにウザいかも…。本当に…暑くるしいもう春なのに…。と思ってしまったが、もう遅い。
とりあえず、両家の親に挨拶が無事終わったので、これで山神さんは暫くは大人しくしてくれるだろうと、一先ず安心して新社会人に臨める事が出来ると安堵した。
途中、私の会社の男性同僚を威嚇する事も多々あったが、なんとか社会人三年目を迎える事が出来た。
そんな、ある日。