私とあなたと探偵と暴走族
咲愛「ありがとうございます」



そう言うと零央さんは満足そうに微笑んでくれた



っていうかそろそろ学校行く準備しないと...



私が起き上がろうとすると止める零央さん



零央「咲愛?なにしようとしてるの?」



え...なにって...



咲愛「学校行く準備しないと、遅刻しちゃいますから」



零央「今日は休んだら?まだ少し顔色悪いし」



いや、でもこれは...



咲愛「大丈夫です。これはいつもの事なんです

いや、いつもはもっとひどい顔してますから

夢を見た日は必ずと言っていいほどこんな感じなので」



零央「...だけど今日は少し熱もあるようだからね

今日は休むこと、いいね?」



なんか、お兄さんみたい...



あんな兄じゃなくてこんな兄だったら私にももっと別の道があったのかもしれないね...



咲愛「...分かりました」



その時ピーンポーンと呼び出し音がなった



誰だろう?



零央「ちょっと見てくるから待っててね」



はい、と言うと私の頭を撫でて玄関の方へ向かった零央さん



なにやら話している声が聞こえる、と思ったら部屋に美緒が入ってきた



美緒「咲愛!大丈夫なの?」



あ、そっか、美緒この家に住んでること知ってるもんね


いつも一緒に行ってるし...





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