私とあなたと探偵と暴走族
零央「咲愛、そろそろお暇しようか。いつまでも上がらせてもらうわけにはいかないだろう?」




零央さんは私にそう声をかけた




きっと零央さんのことだから私が何を考えていたのかなんてお見通しなんでしょうね




でも、それでもなにも言ってこない零央さんのことが本当にありがたい




咲愛「そうですね。帰りましょうか」




零央「あぁ、法務大臣に挨拶に行こう」




はい、と頷いて私達はその部屋をあとにした





零央「法務大臣、お世話になりました


そろそろお暇させていただこうかと...」




真くんのお父様は少し悲しそうな顔をした





どうして真くんのお父様がそんな顔をなさるのだろう





真父「そうか...いやはや日高さんがいなくなると話が弾まないから面白くないなぁ...笑笑」




それは、引き留めてる、ってことなのかしら?






真父「そうだ、日高さん


実は珍しい酒が手に入ったんだよ、持って帰らないかい?」




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