私とあなたと探偵と暴走族
ママ「怒らないの?」



怒っても仕方が無い



咲愛「別に...

今日が誰かとの顔合わせだってことはわかっていたし、まぁお見合いだと思っていたけれど、ママが噛んでいる以上お見合いでもそのまま婚約させるだろうから特に驚くことも怒ることもしませんわ

ここに来る前にそれ相応の覚悟はしてきたつもりだもの」




ママは私が知っていたことに驚いていた



梨衣菜「いつから知っていたの?」



いつだっけ?




咲愛「だいぶ前から知っていたよ、ママとパパは声が大きいから」



ママは驚いていたたがすぐに優子さんが仕切り直してくれた




優子「じゃあ、咲愛さんも知っていたようだしそろそろ私たちは退散しましょう


零央、いくら咲愛さんが可愛くても襲ったらダメよ?」



お、お、襲う!?



誰を?可愛い?私が?



ないないない



零央「分かっている」



ならいいのよ、優子さんはそう言ってママ達と出ていった



......気まずい笑



なにか話さなくちゃ...



零央「はは」


え?


咲愛「なにかおかしいですか?」



零央「ああ、ごめんごめん、あまりにも君が何を話そうか迷っている姿が可愛くてね」



可愛くなんてないのに



咲愛「私が可愛いなんてありえないと思うんですけど」
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