Color
プロローグ
 俺たちはその日、修学旅行のため空港に来ていた。
 太陽の光が辺り一面を眩しく照らす、最高の修学旅行日和だった。
 しかし、俺たちの修学旅行は突然に終わりを告げる。
 
 俺たちの乗る飛行機は、無事に飛び、揺れがおさまり、安定して飛行できる高度まで上がる。
 ここまで来て、誰もがもう大丈 夫だと安心した矢先、悲劇は起こる。
 俺たちが居た空港を中心に、光が拡散していくのだ。
 とてつもない速度で光が建物や町等を覆い尽くす。
 その光景をただボーッと見てる者、撮影しようとするもの、全く見向きもせず、黙々と作業を続ける者、寝ているもの。
 と、やってる行動は十人十色だが、その中でここから逃げようとしたものは居なかった。
 おそらく、本能的に逃げても無駄だと判断したのだろう。
 そして、その光は世界を飲み込ん。
 
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