課長、サインを下さい!~溺愛申請書の受理をお願いします。
「でも、課長がこんな早く出勤されるなんて珍しいですね。」
まだちょっと許しがたくて仕事モードをオンにする。
「や、その…今日は新年の朝礼もあるし、な。」
「そうですね。でも去年までは朝礼の日もギリギリのご出勤でしたよ。」
「…まあ、ちょっと美弥子に報告することが出来たから急いで追いかけてきた。」
「私に報告って?」
「俺、来月には【榊コーポレーション】に戻ることになった。」
「え!?それって、どういう」
雄一郎さんに詰め寄ろうと足を一歩踏み込んだ時、他の社員が続々と出勤してきた。
「詳しいことは、帰ったら話す。」
私の耳元で小さくそう言って、雄一郎さんは『課長』の顔になった。
まだちょっと許しがたくて仕事モードをオンにする。
「や、その…今日は新年の朝礼もあるし、な。」
「そうですね。でも去年までは朝礼の日もギリギリのご出勤でしたよ。」
「…まあ、ちょっと美弥子に報告することが出来たから急いで追いかけてきた。」
「私に報告って?」
「俺、来月には【榊コーポレーション】に戻ることになった。」
「え!?それって、どういう」
雄一郎さんに詰め寄ろうと足を一歩踏み込んだ時、他の社員が続々と出勤してきた。
「詳しいことは、帰ったら話す。」
私の耳元で小さくそう言って、雄一郎さんは『課長』の顔になった。