課長、サインを下さい!~溺愛申請書の受理をお願いします。
優しい口づけが離れて、スクッと立ち上がった雄一郎さんが、おもむろに私の背中と膝の下に腕を差し込んで持ち上げた。
「えっ!?な、なに?雄一郎さん!?」
「早く、寝ないと明日が大変だからな。」
ニヤリと口の端を上げて笑う彼の目は悪戯を企む子どもの用に輝いてる。そのまま寝室へと歩き出した。
「…早く寝るんですよね?」
「ああ、早く寝るよ。」
言いながら器用にドアを開けて寝室に入り、私をベッドへ優しく下す。
だけど彼はそのまま、私の上に覆い被さってきた。
「ゆ、ゆういちろ」
「はやく眠る、とは言ってないだろ。」
言うが早いか、すばやく私の唇を啄ばむ。
「無理はさせないから」
「なるべく遅くならないようにする」
「今夜も美弥子のことを感じたい…」
上唇と下唇の感触をそれぞれ別々に楽しむように口づけながら、合間にそう甘く囁かれたら、どんな言い訳だって呑んでしまうと言うものだ。
『合意』の意味を込めて、私は自分からそっと彼の唇に自分の唇を寄せた。
それがそっと触れた瞬間、彼は一瞬見開いて、それから嬉しそうに目を細めて笑った。
その夜も結局、甘く激しい彼に翻弄されてくたくたになってから深い眠りについたのだった。
「えっ!?な、なに?雄一郎さん!?」
「早く、寝ないと明日が大変だからな。」
ニヤリと口の端を上げて笑う彼の目は悪戯を企む子どもの用に輝いてる。そのまま寝室へと歩き出した。
「…早く寝るんですよね?」
「ああ、早く寝るよ。」
言いながら器用にドアを開けて寝室に入り、私をベッドへ優しく下す。
だけど彼はそのまま、私の上に覆い被さってきた。
「ゆ、ゆういちろ」
「はやく眠る、とは言ってないだろ。」
言うが早いか、すばやく私の唇を啄ばむ。
「無理はさせないから」
「なるべく遅くならないようにする」
「今夜も美弥子のことを感じたい…」
上唇と下唇の感触をそれぞれ別々に楽しむように口づけながら、合間にそう甘く囁かれたら、どんな言い訳だって呑んでしまうと言うものだ。
『合意』の意味を込めて、私は自分からそっと彼の唇に自分の唇を寄せた。
それがそっと触れた瞬間、彼は一瞬見開いて、それから嬉しそうに目を細めて笑った。
その夜も結局、甘く激しい彼に翻弄されてくたくたになってから深い眠りについたのだった。