Home * Love 〜始まりは、キス〜
2人はとても強い信頼関係で結ばれていて。
「梅田さん、どうして――あ―」
でも、私は心にひっかかるものがあって。
言葉にしようとしたけど、今はまだ。
「ん?」
心の中にしまっておこう━━━
私は怖かった。
「な…んでもないです。」
ズキズキと痛む心。
「そう…。ってか俺の話ばっか。鈴の話もきかせてよ?」
梅田さんはそう言いながら
優しく微笑んだ。
「また、今度ね?
梅田さん…彼女の事、すき?」
「当たり前だって…の」
私は、
梅田さんの言葉を聞き終わる前に
自分の部屋に飛び込んだ。
ズキズキズキズキ…
どうしてこんなに胸が痛くなるの。
どうして私は
好きな人の幸せを願えないの?