Home * Love 〜始まりは、キス〜
「知るわけないっての。
だから、鈴の事聞きたいって思ってたんだよ。」
そう言ってから
梅田さんは私の頭をポンポンっと叩いた。
梅田さんってズルイ。
こうやって、いつも私を
ドキドキさせるんだから。
「鈴さん、今日は語りましょうか…」
上がる心拍数。
ドキドキが止まらなくて。
―――そう、この時から、
私のココロの入り口を縛っていたヒモは…
とれかかっていた。