Home * Love 〜始まりは、キス〜
「ん〜?ちょっと、な。」
と、相変わらず遠くを見つめている梅田さん。
「何かあったんですね…」
この時、私は
何となく分かってしまった。
梅田さんの様子が変な訳。
たぶん………
梅田さんの彼女、日本に
来れなくなったんだと思う。
ピーンポーン
梅田さんの部屋のチャイムが
聞こえた。
「梅田さん、アイス食べます?」
「え?」
「今、たろちゃん達が梅田さんにアイスを届けに行ったんです。」
「ありがと…、鈴もこっち来る?
鍵あいてるから勝手に入っていいよ…」
力無くそう言うと、梅田さんは
玄関へと向かった━━━…