Home * Love 〜始まりは、キス〜
・私達の始まりは………
―――私は、梅田さんに
初キスを奪われてしまった。
その唇から逃れたくて………
肩を思いっきり押したり、叩いたりした。
そして…
やっと唇が離れ、彼は言った。
「君、キスの時に声出すなんて…女の子としてどうなの?
甘い吐息なら大歓迎だけど。」
と、にっこりと笑いながら。
はい?
何………この男。
ありえないです。
「あなた、最ッ低!本当に。」
私は、手に持っていた、メモリーカードの欠片を彼に投げつけ、立ち上がり…
足早に部屋に向かった。