Home * Love 〜始まりは、キス〜
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「貴也さん………?」
家のドアに寄りかかりながら、
彼女を待っていた。
どれくらいの時間が経った時だろう、
その声を聞いたのは。
「由夏……………」
相変わらず、大人びた
自分の心をくすぐる仕草。
右手で、長い髪を耳にかけ、そこから見えた
キラッと輝くダイアのピアス。
と、透明感がある肌をした首筋。
『どうして…………
…とりあえず中に入って?』