Home * Love 〜始まりは、キス〜
後ろからそっと、華奢な体を抱き締めながら、耳元で囁く。
「会いたかった…………」
「………私も。ごめん…
行けるって言ったのに…
ダメになっちゃって。」
「もう、気にしてないよ。」
「本当は怒ってるんでしょ?またか…って呆れてるん………っ」
彼女が振り返ったと同時に唇が重なる。
それから2人で
スレ違った今までの時間を埋めるように・・・
沢山の会話をして笑い合い、
パチン………
電気が消え、
あたたかいオレンジ色の
間接照明の光だけが。
2人を優しく
包み込んでいて━━━…
ロンドンで過ごした、2人だけの夜。
━━━貴也目線 終━━━