Home * Love 〜始まりは、キス〜



*****


「「おはよ〜、梅田センセ!」」


たろちゃんと多美ちゃんは
ピョンピョン跳んで、
梅田さんに、元気な挨拶。


「おはよございます。」

私も挨拶をして、
軽く頭を下げた…。

他人行儀な挨拶。

いつもは語尾伸び伸びなんだけど。


これで、いいんだ。


梅田さんはどんな顔をしているんだろう。

気になるけど、顔が見れない。


「おはよう〜!」


梅田さんが多美ちゃんを撫でる、ゴツゴツとした男らしい手が見える。


私の心は、手を見ただけで、一気に…驚いた時のように上がる。


「よ…よろしくお願いします。」



「ああ。」


私は、梅田さんの顔を見ず、
足早に学校へと向かった。




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