Home * Love 〜始まりは、キス〜
私は、首を横に振る。
「梅田さんは……もういい…。」
何か私。
梅田さんが近くにいると
ダメになっちゃうみたいで。
自分がどんどん嫌になる。
「もぅいいって………」
愛梨は深くため息をついてから、
アイスティーに口をつけた。
「梅田さんに迷惑かけたくないから…
もぅ、関わらない事にしたの。」
閉ざしてしまった私のココロ。
これでいいんだと、思っていた。
この時は
梅田さんのココロの中なんて
分からなくて。
サクサクで美味しい、
クリームコロッケとごはんを頬張った。
愛梨はそんな私をジッと見て、
暫くしてから静かに言った。
「何かあったら、何でも言ってね?」
それから━━━…
ご飯を食べ終えた私達は
洋食屋さんを後にした。