Home * Love 〜始まりは、キス〜
相変わらず険しい顔をしている
梅田さん。
「勝手に入ってこないで下さい!
ってか…何を説明すれば
いいんですか!?」
「………なかなか出てこねぇから。
だから、
俺を露骨に避けている理由だ。」
睨み合う私達。
だけど、コレは私の裏の感情。
本当は、
今にでも優しくバスタオルを
かけてあげたくてね?
梅田さん風邪ひいちゃう…
「ですから、避けてないです!」
私は、梅田さんにバスタオルを投げつけた。
「何だよ………」
梅田さんはポツリと呟いて
バスタオルを被り、
右手で髪の毛を豪快に拭いた。
コンコン………
ドアのノック音に、
私と梅田さんは
視線をドアの方向に向けた。