Home * Love 〜始まりは、キス〜
「風邪…心配で…」
「ど…して…、仕事は?」
朝とは違って真っ赤になった
鈴の顔。
「熱…あんじゃねぇの?」
そう言って、俺が額に手を当てた瞬間。
鈴はガクッと
倒れ込んでしまった・・・
とっさに彼女を抱える俺。
「………鈴!?」
突然の事に驚き、顔を覗き込む。
すると、
スースーと寝息が聞こえてきて。
寝てるのか・・・
俺は安堵のため息をつき、彼女をベッドまで運んだ。
鈴を寝かせ、取り敢えず。何をすればいいかを考えた。
熱だ。
熱を下げないと。
その前に体温を計る?
いや、さすがに男の俺にはそんな事出来ない。
水を飲ませる?
でも、今は寝てるし…
そんな事を思いながら部屋を見渡した。