Home * Love 〜始まりは、キス〜
って事は………。
冷却シートを
私のオデコに張り付けたのも
私をベッドに寝かせたのも
梅田さんだと、思う。
い、嫌ぁぁぁぁぁ!
私は心の中で叫び、
毛布にくるまって、
ベッドに倒れ込んだ。
あ・・・・・
もうすぐたろと多実ちゃんを
送りに梅田さんが来てしまう!
ウダウダしている場合じゃない。
私はフラフラする足を
ゆっくりと進ませ
洗面所に向かい、
恥ずかしくないように
身支度を整えた。
鏡の前で軽くため息。
“梅田さんの前で倒れるなんて……”
そんな時だった。
ピンポーン………
部屋のチャイムが鳴ったのは。