Home * Love 〜始まりは、キス〜
コツン…………
オデコに何かが当たって。
「ん…熱はなさそうだな。」
私は瞑っていた目を開ける。
すると、
梅田さんの顔が目の前にあって。
そのまま動けなくなった。
「面白いな、鈴は。」
そう言いながら
梅田さんはくすくすと笑っていながら、私から離れる。
オデコで熱を計るなんて。
梅田さん、反則すぎる…
「梅田さん、ありえないよ!」
「ごめんって…。ちょっと驚かせちゃった?
じゃあ、俺、戻るから。」
梅田さんはそう言って、立ち上がる。
「梅田さん…夜ずっとそばについていてくれたの?」