Home * Love 〜始まりは、キス〜
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「愛里…………私…」
ここは、学校の近くにある
いつもの洋食屋さん。
今は
お昼にはちょっと早い時間で。
アイスティーを飲みながら、
勇気を出して愛里に言ってみた。
「キス………しちゃった…」
きっと、怒られるのは当然で…
もしかしたら
幻滅されちゃうかもしれない…
時間が経つ度に、
私は苦しくなっていった。
彼女がいる人と
キスをしてしまったんだ………
「…鈴はどうしたいの?」
愛里は険しい顔をしながら
重く、口を開いた。