Home * Love 〜始まりは、キス〜





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『本当にその願いでよろしいのですか?

その願いであなたとくまさんは
幸せにれますか?』


お月さまは、
最後にそう言いました。



私とくまさんの幸せ………?

お姫様は考えます。


“もう、会えないけど…
僕はいつでも遠くから
君の幸せを思っているよ。”


別れる時に
くまさんが言ってくれた
言葉を思い出したお姫様は
言いました。


『お月さま…
私の願いはくまさんの幸せです』



『そうですか…
願いが叶うといいですね。』


お月さまは
優しく微笑みました。


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ここまで読んで、
私の視界は涙で歪む。


私も…梅田さんの幸せを願うよ。


そして、次のページを開く。




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