Home * Love 〜始まりは、キス〜
由夏さんに合わせる顔がなくて…
コーヒーをテーブルに置いた後も
由夏さんと少し距離をとってソファーに座り、
俯いているだけの私。
怖くて、怖くて………
胸が押し潰れてしまいそう。
その上、罪悪感が重しのように
私の心に乗っかる。
重しの重さなんて、分からないくらいに…
私の心にズシン…とのし掛かる。
由夏さんは
私の肩を優しく持ち
ゆっくりと口を開いた。
「顔…上げて………?」
その柔らかい声に驚き、
視線を上に向けた。
由夏さんと重なり合う視線…
透き通った、綺麗なその瞳に思わず息を呑んだ。
「私…鈴子ちゃんを責めるつもりなんてないの。」